本年2月1日、認知脳科学研究グループの4番目のチームとして脳皮質機能構造研究チームが発足しました。チームリーダーにはアイオワ大学神経学教室からキャサリン・ロックランド博士を迎え、BSIで初めての女性チームリーダーが誕生しました。 同研究チームは、システム脳科学を念頭に置き、サルの視覚連合野と聴覚連合野を対象に、形態学的アプローチにより大脳皮質の微小回路や領域間相互の結合関係、および皮質コラムなどの機能単位の構造について研究・解析します。 また、同研究チームは生理学的、機能的イメージング研究を行っている認知脳科学研究グループの他のチームとの連携により、高次脳機能の解明に大きな役割を果たします。さらに、同研究チームの研究成果は、分子生物学や細胞生物学的研究と認知脳科学研究との大きな橋渡しになると期待されます。
|