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イベント情報

「FIRST EXPO 2014」にてブース展示を実施 2014年2月28日~3月1日

FIRSTプログラム30課題全ての研究成果を合同で発表するFIRST EXPOが2月28日(金)と3月1日(土)の2日間、西新宿(ベルサール新宿グランド)で開催されました。 中心研究者らによる講演では、当プロジェクト中心研究者の岡野栄之教授が、精神・神経疾患の解明における遺伝子改変マーモセット活用の重要性など最新の状況を概観され、ライフサイエンスへの興味を盛り上げました。展示ブースでは、ポスターやパンフレット・岡野教授が出演する動画などで、研究概要と成果を分かりやすく紹介しました。来場者には、脳神経基盤の解析への興味や感心、研究のさらなる発展に対する期待をかき立てたと思います。 プロジェクト終了を目前に控えてのエキスポ開催でしたが、5年にわたる研究の足取りを再確認するとともに、これまでの実績を皆さんに発信する有意義なものとなりました。 (会場内は写真撮影禁止故、雰囲気だけご紹介します。)

FIRST EXPOにて当プロジェクト中心研究者講演予定 2014年2月28日~3月1日

FIRST全研究者30人の研究成果を一挙に集結するEXPOが、2月28日(金)と3月1日(土)の2日間、西新宿のベルサール新宿グランドにて開催されます。
ブース展示、若者にもわかりやすいフォーラムや来場者参加型のワークセッションなど、多彩な角度からFIRSTプログラムについて理解できる内容となっています。
当プロジェクトの岡野教授も研究成果を発表し、一般来場者との質疑応答にも参加します。
また、同じFIRSTプログラムから分野別の研究成果ビジネスマッチングシンポジウムとして、1月22日(水)には電子産業復活編が仙台で、2月10日(月)には医療産業実用化編が京都で行われますので、そちらの方もぜひご参加ください。詳細は下記URLをご覧ください。

http://www.jst.go.jp/first/

2013年11月9日(土)-10日(日)、
東京お台場日本科学未来館にてサイエンスアゴラ2013に出展

当プロジェクトは昨年度に続いて、ブースを出展し、説明者が常駐して、多くの一般の方に研究説明をいたしました。今回は未来館本館のシンボルゾーン内の人通りの多いエリアにブースを配置しましたので、2日間で述べ100名ほどの方々が当プロジェクトのブースを訪問されました。プロジェクトも終了5か月前ということで、プロジェクトの研究開発内容だけでなく、これまでの研究成果、残りの期間での研究総括や将来の展望なども語ることができ、大変有意義でした。理系に進もうと考えている高校生には進路のアドバイスなども踏まえ、研究者の生活などをじかに説明することができ、さまざまな年代の方との交流ができました。

第4回進捗報告会2013年7月30日

2013年7月30 日(火)慶應義塾大学信濃町キャンパスにて、最先端研究開発支援プログラム「心を生み出す神経基盤の遺伝学的解析の戦略的展開」の第4回進捗報告会が開催されました。

プロジェクト終了まであと8か月となり、各グループとも新しい結果が揃ってきて、プロジェクトアドバイザーの長谷川眞理子先生にも、「このプロジェクトの節目節目に立ち会うことができて嬉しい。将来にどうつなげていくか注目している」とのコメントを頂戴しました。これから研究成果の纏めに向かいます。

 

Fred Gage博士が理研ー慶大連携チームを訪問2013年6月25日

6月25日、神経幹細胞研究の分野の世界的リーダーの一人であるFred Gage博士(Salk研究所)が理化学研究所・脳科学総合研究センターの理研−慶大連携研究チーム(理研BSIの岡野研分室)を訪問されました。
マーモセット飼育施設を見学され、マーモセットを用いた脳科学研究についてディスカッションを行いました。

MCCS-Asia 6th Annual Meeting in Kyoto, Japan を開催しました2013年6月19日

認知や情動などの高次脳機能の理解には多面的な研究が必要であるので、多様な専門性を有する研究者および学生が集い、個人的面識と共同研究の輪を広げ、自由闊達な議論を展開する場としてアジア諸国にて隔年で開催しているMCCS-Asia 6th Annual Meeting が今回は京都で開催されました。Neuro2013のサテライトシンポジウムとして開催した今回の会議ですが、当日参加者も含め168名の参加があり、過去最高の人数が記録されました。今回は理研のFIRSTプログラム「心を生み出す神経基盤の遺伝学的解析の戦略的展開」及び東京農業大学の新学術領域「マイクロ精神病態」と手を組み、講演はそれぞれのテーマごとにセッションを分け、昼食時間を利用してポスターセッションも行いました。参加してくださった方々、講師、スタッフの皆様に厚く御礼申し上げます。

FIRST Program Special Seminar を開催しました2013年6月17日

理研BSI脳中央棟1階セミナールームにてDr. Angel Barco(Instituto de Neurosciencias, UMH-CSIC, Spain)を招き、セミナーを開催いたしました。京都のMCCS-Asia Symposium とNeuro2013の学会に合わせて来日されたのでその直前のお忙しい時期に理研でもセミナーをお願いしての実現となりました。活発で有意義なディスカッションも行われ、参加者にとって良い機会となりました。

Abstract:
Histone deacetylation in cognitive and neurodegenerative disorders: A genomic perspective

The acetylation of histone tails is an epigenetic modification of the chromatin associated with active loci and thought to favor transcription. The process is regulated by the opposing activities of lysine acetyltransferase (KAT) and histone deacetylase (HDAC) enzymes and plays a relevant role in neuronal plasticity, learning and memory. This view is based on three independent lines of evidence. First, correlative evidence indicates that histone acetylation is dynamically regulated during memory formation. Second, the reduction of neuronal KAT activity has been associated with impaired intellectual abilities both in humans and mice, whereas reductions in specific HDACs have been associated with enhanced cognitive performance. Third, HDAC inhibitors (HDACi), drugs that increase histone acetylation, have been shown to potentiate memory and synaptic plasticity in wild type animals and to ameliorate cognitive deficits and neurodegeneration in animal models of different neurological conditions. However, the mechanisms that underlie the specificity and beneficial effects of HDACi in the nervous system remain largely unknown. We used chromatin immunoprecipitation coupled to deep sequencing (ChIPseq) and microarray technologies to investigate the relationship between histone acetylation levels and gene expression in the mouse hippocampus in the basal condition, in response to HDACi and in different mouse models of disease associated with reduced neuronal histone acetylation. The combination of differential expression and histone acetylation screenings clarified the role of histone acetylation in neuronal gene expression as well as the mechanism of action and main targets of HDACi in neural tissue. Both questions are of great interest for the development of new therapeutic strategies to treat neuropsychiatric disorders.

MCCS-Asia 6th Annual Meeting in Kyoto, Japan 2013年6月19日(水)開催予定

A joint conference with RIKEN FIRST program and Innovative Area for Micro-endophenotypes of pyschiatric disorders.
The 6th annual MCCS-Asia meeting will be held in Kyoto on June 19th, 2013, jointly with RIKEN BSI (FIRST program) and Innovative Area (Micro-endophenotypes of psychiatric disorders) of Grant-in-Aid for scientific research in Japan.

There will be a symposium (from 8:50 to 18:15) including poster sessions (from 12:30 to 15:00) at the Kyoto International Conference Center, Annex Hall (http://www.icckyoto.or.jp/index.html).

Speakers:

Alcino J Silva (UCLA, USA), Cristina M Alberini (New York University, USA), Eric Klann (New York University, USA), Kaori Takehara-Nishiuchi (University of Toronto, Canada), Todd C Sacktor (SUNY Downstate Medical Center, USA), Moriel Zelikowsky (Caltech, USA), Angel Barco (CSIC, Portugal), Hideyuki Okano (Keio University, Japan), Thomas J McHugh (RIKEN BSI, Japan), Minoru Saitoe (Tokyo Metropolitan Institute of Medical Science, Japan), Satoshi Kida (Tokyo University of Agriculture, Japan), Jin-Hee Han (Seoul National University, South Korea), Minmin Luo (Tsinghua University, China),and Sumantra Chattarji (NCBS, India)

*To attend the meeting, registration is free but required; email information (name, title, institution) to micro@nodai.ac.jp.

*We also invite abstract submissions for poster presentations (Deadline May 31st, 2013). If you plan to present a poster, please send information (title of poster, author, institution) to micro@nodai.ac.jp.

京都の科学・技術フェスタに行ってきました!2013年3月16日

京都の科学・技術フェスタは、関西の青少年に、最先端の科学技術成果などを発表や研究者との交流を通して、関心を深めていただくためのイベントで、内閣府、文科省を始め、京都市教育委員会などが主催しています。今年で3回目を迎えるというイベント。ちょうど京都出張が入ったため、初日に見学してきました。11月にお台場のサイエンスアゴラを体験したのですが、そこで出展していた団体で京都にも出展しているものもたくさんありました。京都では南の地区にあたる伏見区の京都パルスプラザ。京セラ前のバス停で下車してすぐです。3階の稲盛ホールでJAXAの横山先生の講演を聞き、高校生たちの活発な質問に感動しました。そのあとは1階の大展示ホールへ降り、JST出展のFIRST30研究者のブースを訪ねました。。サイエンスアゴラで当プロジェクトが使用したのとまったく同じ岡野教授のパネルに、高校生の質問の付箋が貼ってありました。ステージでは高校生の研究発表もあり、初々しくて好感が持てました。時間の都合で、17日には見学できなかったのですがFIRSTサイエンスフォーラム3の講演も行われました。2日間で合計5,957名の来場があったそうです。

「サイエンスフォーラム3」にてブース展示を実施2012年11月10-11日

サイエンスフォーラムは2010年度から科学技術振興機構(JST)が開催しているイベントで、総合科学技術会議が推進する最先端研究開発支援プログラムに選ばれた科学者の研究を紹介し、中心研究者が数名ずつフォーラム会場で講演を行い、高校生らとのコミュニケーションを通じて、若者たちに科学技術への希望(夢)を与えることを目指すものです。我らが岡野栄之教授も、第一回のサイエンスフォーラムで講演をしております。2012年度のサイエンスフォーラム3は、開催は、東京、愛知、京都でそれぞれ1回、計3回を予定しており、8名の研究者が登壇します。http://www.jst.go.jp/first/

今年度のフォーラムは、「サイエンスアゴラ2012」(東京)と同時開催し、FIRST30プロジェクトの若手研究者などによるブース展示を初めて実施し、当プロジェクトも一般のお客様にプロジェクトの内容をPRする機会を与えていただきました。最初は説明員も事務スタッフも緊張気味でしたが、行列ができるほど訪問客が訪れた時間もあり、2日間が終わるころにはぜひ来年度も参加したく思いました。 サイエンスフォーラムのFacebook page (https://www.facebook.com/firstscienceforum)には、このようなフォーラム関連のレポートや写真、そしてFIRST研究者のラボ訪問の写真なども出ています。そして、サイエンスフォーラム3は1月に愛知会場、3月には京都会場での開催がありますので、ぜひ皆さんよろしければお出かけください。

APRU-BMAP 2012/FIRST 2012シンポジウム
「脳/心の進化と疾患」を開催8月29日〜31日

8月29日(水)〜 31日(金)、慶應義塾大学三田キャンパス・北館ホールにおいて、APRU-BMAP 2012/FIRST 2012シンポジウム「脳/心の進化と疾患(Diseases and Evolution of Brain and Mind)」が開催されました。

BMAP(*1)は、環太平洋大学協会(APRU(*2))の加盟大学により隔年開催される「脳と心」の研究に関するシンポジウムであり、第4回目となる2012年大会は慶應義塾大学主催、岡野 栄之医学部教授が大会委員長となり、開催されました。テーマを掲げた6つのセッションで構成され、米国、中国、台湾、韓国、シンガポール、オーストラリア、ニュージーランドおよび日本から人文・社会科学領域を含む研究者計25名が講演・パネルディスカッションを行ったほか、61名の研究者によるポスター発表も行われました。3日間で延べ240名程の参加があり、「脳と心」の問題に関する最先端の知見に基づき、学際的な議論が展開されました。
なお、本シンポジウムは、岡野教授が中心研究者である「最先端研究開発支援プログラム(FIRST(*3))」(内閣府)のサポートを受けて開催されました。FIRST プログラムのセッションとして3つのテーマ“Evolution of the Brain”,” Stress and its Consequence on the Mental Health,” and “Stem Cell Biology of the Nervous System and Disease Models”を設け、各セッション終了後にはその日の登壇者と参加者によるパネルディスカッションを行いました。

(*1) Biennial Symposium on Brain and Mind Research in the Asia-Pacific
(*2) Association of Pacific Rim Universities
(*3) Funding Program for World-Leading Innovative R&D on Science and Technology

動画


  • FIRST 2012シンポジウム
    (2012年8月29日)


  • FIRST 2012シンポジウム
    (2012年8月30日)


  • FIRST 2012シンポジウム
    (2012年8月31日)

第3回進捗報告会2012年6月5日

2012年6月5日(火)慶應義塾大学信濃町キャンパスにて、最先端研究開発支援プログラム「心を生み出す神経基盤の遺伝学的解析の戦略的展開」の第3回進捗報告会が開催されました。

今回は昨年7月の2回目の報告会では、各研究者からの報告に加え、関連研究者で4月から慶應義塾大学人間知性研究センターに配属された野瀬俊明先生や同理工学部生命情報学科榊原康文先生による研究内容の紹介もありましたが、今回はプロジェクトに下郡智美、谷藤学という新しいチームリーダーを加え、実りある会を開くことができました。プロジェクトアドバイザーの長谷川眞理子先生にもご出席いただき、これからのプロジェクトの後半の展開に向けてありがたいお言葉をいただきました。中心研究者の岡野栄之教授も、皆の研究成果に期待を寄せていると激励しました。

FIRST Program Special Seminar2012年3月19日

3月19日、理化学研究所(和光市)脳中央棟1階セミナールームにおいて、Dr. Simon E. Fisher(Director, Max Planck Institute for Psycholinguistics in Nijmengen, the Netherlands)を招いてFIRST Program Special Seminarを開催し、約60名の参加がありました。

演題:「言語機能とその障害に関与する神経遺伝学的メカニズム

この講演では、ヒトの言語機能の発現に関与すると考えられるFOXP2遺伝子に関する研究の先駆者の一人であるDr. Fisherが、FOXP2の標的遺伝子の変異が引き起こすヒトの言語能力の異常や、遺伝子変異マウスを用いた発声学習能力の解析を含む最新の知見について話されました。

ヒトの言語能力の遺伝子制御とモデル動物を用いた実験研究を橋渡しする研究例により、FIRSTプログラムの目指す神経基盤の遺伝学的解析の応用の可能性が示されました。

最先端研究開発支援プログラム
「心を生み出す神経基盤の遺伝学的解析の戦略的展開」
国際シンポジウム「幹細胞から見た神経発生」2012年1月17-18日

1月17-18日、慶應義塾大学三田キャンパス北館ホール(東京都港区)において国際シンポジウム「幹細胞から見た神経発生」を開催しました。2日間を通して延べ265名の方が参加されました。

今回のシンポジウムは英国大使館と理化学研究所が共催し、FIRSTプログラムの中心研究者である慶應義塾大学医学部の岡野栄之と実験動物中央研究所の佐々木えりかによってオーガナイズされ、幹細胞と遺伝子改変動物という技術的な側面に焦点を当てて、15名の著名な講演者が招聘されました。議題は大きく分けて2つに分かれ、1)多能性幹細胞:ES細胞やiPS細胞を用いた発生工学 2)神経幹細胞:大脳皮質拡大に貢献していると考えられているouter subventricular zone (oSVZ)の前駆細胞です。

このシンポジウムで多くの研究者が活発な議論を交わし新しい共同研究が始まりつつあり、FIRSTプログラムの進展にも拍車をかけることができました。

国際シンポジウム「幹細胞から見た神経発生」
Neural Development: Stem Cell Perspective

国際シンポジウム「幹細胞から見た神経発生」
Neural Development: Stem Cell Perspectiveが2012年1月17日(火)-18日(水)に開催されます。

参加登録: http://www.bsi.riken.jp/jp/event/StemCell/ にて12月上旬より受付開始
PDF(1.3MB):

第2回進捗報告会2011年7月6日

2011年7月6日(水)慶應義塾大学信濃町キャンパスにて、最先端研究開発支援プログラム「心を生み出す神経基盤の遺伝学的解析の戦略的展開」の第2回進捗報告会が開催されました。

今回は昨年9月のキックオフセミナーに続く2回目の報告会ということで、67名の研究者が一堂に会し、各分担研究者からの報告に加え、関連研究者で4月から慶應義塾大学人間知性研究センターに配属された野瀬俊明先生や同理工学部生命情報学科榊原康文先生による研究内容の紹介もあり、またプロジェクトアドバイザーの五條堀孝先生、長谷川眞理子先生からの的確なアドバイスもいただくことができました。

ここ半年ほどの間にかなりの研究進展が見られたように思い、それを素直に喜ぶと同時に、我々が目指す頂きはさらに上にある事を再認識させられた報告会でした。

 

「TOP OF THE TOP! - 世界の頂点をめざす研究者30名」展

日本科学未来館にて開催される「TOP OF THE TOP!」展において岡野栄之教授の研究内容を解説したパネル展示が行われます。

会期: 2011年6月11日(土)〜2011年7月24日(日)
場所: 日本科学未来館 3階 サイエンスライブラリ
http://www.miraikan.jst.go.jp/
開館時間: 午前10時〜午後5時(入館は閉館時間の30分前まで)
休館日: 毎週火曜日
入場料: 無料(ただし、常設展示とその他の企画展は別料金)
主催: 日本科学未来館
後援: 内閣府、文部科学省、独立行政法人日本学術振興会
展示概要: 世界のトップをめざす「FIRSTプログラム(最先端研究開発支援プログラム)」の中心研究者30名とその研究を30枚のパネル展示でわかりやすく解説。
タイトル: 「心を生み出す脳!遺伝子から解明する」
岡野栄之(慶應義塾大学医学部/教授)

FIRSTサイエンスフォーラム
〜トップ科学者と若者で切り拓く未来 〜2011年2月13日

2011年2月13日(日)に、JST主催で高校生などの若者と世界トップクラスの日本の科学者が語り合うフォーラム 『FIRSTサイエンスフォーラム〜トップ科学者と若者で切り拓く未来〜』が開催され、【第1回】テーマ:「ワンダー:科学は自分の周りの驚きからはじまる!」の登壇者4名のうちの一人として、岡野栄之教授が参加しました。このフォーラムは、FIRSTプログラムのアウトリーチ活動として科学技術振興機構が主催し、2月から3月にかけて、東京や大阪の会場で計4回行われました。
http://www.jst.go.jp/first/forum/forum-1st.html


第一部では、科学者と研究内容の紹介、第二部では科学者と高校生とのトークセッションが行われました。その後のアフタートークにおける科学者との歓談では当初の予定を超えて会場の撤収作業が始まるまで充実した時間が続きました。その模様は夕方のNHKニュースでも放映されました。また、登壇した高校生の各学校も、ホームページなどで写真や登壇した本人の感想を載せ、フォーラムの盛況ぶりが伺えました。
科学技術の将来を担う若者たちが、著名な研究者とじかに触れ合うことができ、夢を語る科学者に、自分達の人生のターニングポイントを見つける有意義な一日となりました。
岡野教授は、若者たちに、「人類の未来は君たちの双肩にかかっている。期待しています!」と熱いメッセージを送られました。

 

最先端研究開発支援プログラム
「心を生み出す神経基盤の遺伝学的解析の戦略的展開」国際シンポジウム
「心の生物学」Biology of Mind〜進化的人間観の科学をめざして〜2011年2月3日

2月3日、丸ビルホール(東京都中央区)においてシンポジウム"Biology of Mind(心の生物学)"〜進化的人間観の科学をめざして〜を開催しました。360名の出席者がありました。

岡野教授がリードする本研究は、脳科学の本道とも言うべき最先端の自然科学系プロジェクトですが、生物進化の軸に沿って心や情動などを産み出すメカニズムを探る事を目的としており、人文・社会科学との関わりの深さにおいて、30の課題が選定されたFIRSTプログラムのプロジェクトの中でもひと際光った存在となっております。

今回のシンポジウムは、岡野プロジェクトのキックオフの意味もあり、神経科学をはじめとする自然科学のほか、法学・宗教学など人文・社会科学の第一線で活躍する14名の研究者による講演及び質疑応答を行い、プロジェクトの展望や可能性を考えるよい機会となりました。

翌日2月4日(金)には、慶應義塾大学信濃町キャンパスにて、前日のシンポジウムの招聘講師の中から3名の外国人講師を招いてより専門的なFIRST Program Special Seminarを開催し、こちらも約90名の参加者を交えて、有意義な午後を過ごすことができました。

2日間を通して、様々な学際的側面から、人間らしさとは何かを考えましたが、このような研究はまだ始まったばかりです。私たちは、今後も人文・社会科学との連携等により、この問いに迫っていきたいと考えています。

 

プロジェクトキックオフセミナー2010年9月30日

去る9月30日、理化学研究所脳科学総合研究センターにて、最先端研究開発支援プログラム「心を生み出す神経基盤の遺伝学的解析の戦略的展開」のキックオフセミナーが開催されました。

これまでに中心研究者である岡野教授と研究分担者の間は多くの議論を重ね、さらに各研究分担チームにおいても密なミーティングを行ってきました。今回のキックオフセミナーでは本プロジェクトに関係する研究者が一堂に会し、活発な議論と情報交換を行いました。

総勢46名が参加したこのセミナーでは、まず岡野教授がプロジェクトの概要について講演を行ったあと、各研究分担者が各研究テーマの内容と現在の状況について発表を行い、あらためて本プロジェクトの方向性について総合的な意見交換が行われました。