ラボ日記
そんな私たちの前向きな姿勢が味方したのか、キャンプ当日は何とか天気がもってくれました。いつ雨が降ってもおかしくないようなグレーの重たい空模様でしたが、時折小雨にあった程度で、ちょっとしたハイキングまで楽しめました。
ハイキングの後は、近くの宝川温泉へ。そして夜は予定通りテントでカードゲーム。単純ですが面白くて、とても盛り上がりました。そして夜も更けたころ、2つのテントに男女別れて就寝となりました。しーん、と寝静まったと思った頃、隣の男子テントから、背の高い(2m以上です!)ドイツ人研究員Cさんのつぶやきがはっきりと聞こえたのです。
This is not comfortable!!
女子のテントでは大爆笑してしまいました。
翌朝のこと、予想に反して(?)みな早く起床。9時からのラフティングに間に合うように、朝ごはんを手早くとり、みんなで協力してテキパキと出発準備。外国人メンバーはキャンプに慣れているようで、テント張りや片づけがとっても早くて驚きました。
そして待ちに待ったラフティング!水着の上に専用のウェアと救命具をつけて、さぁ行くぞ!というときに、予定通り(?)の大雨です。ラフティングは危険水量に達しない限りは雨でも通常行われるようです。キャンプに同行していた我が家の愛犬(彼女も4000円払って救命具を付けました!)は、この大雨で怖くなったようで尻尾がすっかり下がってしまいました。
私たちのグループは外国人が多いため、ボートにはラフティング会社から外国人キャプテンが付いてくれました。大雨の中、急流を漕いでいきます。何度も水しぶきを全身に浴びることになり、そのたびに皆で歓声やら悲鳴やら。盛り上げ上手なキャプテンが、途中でハイファイブしてくれたり、楽しい掛け声を掛けてくれたりで、自然と皆も盛り上がり一致団結の気分です。
幸いにもボートが引っくり返ることも、ボートから落ちる人も(犬も)なく、無事に到着点についたときはやはり安心しました。それと同時にやりきった満足感もありました。グループで何かをやるというのは、例えレクレーションでも意味があることだな、とつくづく感じるのでした。そして、キャンプのときに大雨が降らなかったので言えることかもしれませんが、最善の結果(今回の場合は晴れ)が予想されないときでも、「だからやめる」のではなく、「その環境のなかで楽しもう」とする前向きな姿勢が、いろいろな状況で必要なのかな、と実感した週末なのでした。