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BSI訪問レポート

BSI訪問レポート-土佐高等学校 34名

一気に寒くなりましたね!

関東でも真冬並みに冷え込んできました。

今日は高知県から土佐高校のみなさんです。

今回は分子精神科学研究チームの吉川チームリーダーと

豊島研究員による講演&研究室見学のあと、

脳統合機能研究チームの谷藤チームリーダーによる講演の豪華二本立てです。

まずはiPS細胞を使って精神疾患を研究している

吉川チームリーダーのお話を聞くグループと、

実際にiPS細胞を見学するグループに分かれます。

生きている患者さんの脳を直接見ることはできないため、

患者さんの細胞から作ったiPS細胞で研究をしているそうです。

主なテーマとしている統合失調症について、その説明と

なぜiPS細胞を使うのかについて話した吉川先生は

『人生は一回きり、常識にとらわれず

無謀と思えることにもチャレンジしてほしい』とお話を締めくくりました。

続いて谷藤先生がビデオや写真で様々な例を見せながら

顔認識のしくみについて講義。

モノを視覚的にとらえるためには洗練された脳のメカニズムが必要で

顔がさかさまになっているとそのメカニズムがうまく働かないそう。

将来的にはいろいろな向きの顔を

顔とわかるメカニズムが知りたいという谷藤先生。

苦しいことも多いけど、三年に一回くらいある

やった!という瞬間が嬉しくて研究者生活を楽しんで続けていられるそうです。

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