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BSI訪問レポート

BSI訪問レポート-栃木県立宇都宮高等学校 22名

研修旅行の一環として、栃木県から

宇都宮高校のみなさんがいらっしゃいました!

今日は精神疾患動態研究チーム 笠原 和起 副チームリーダーが

脳について、そして現在の研究についてお話します。

脳とは何か?

人間以外のものにも脳はあるか?虫やミジンコには?

人間以外のものにも心はあるか?

実は私たちの脳は管状神経系とよばれる中枢神経の形をしていて、

ちょうど靴下を丸めてできた塊が脳になっているイメージだそう。

ちょっと意外ですね!

双極性障害について研究を進めている笠原さん、

いかにして人間の気分障害に似た状態をもつマウスを作り

また、言葉の話せないマウスをどうやって気分障害と判断するか

様々な試行錯誤を語ってくださいました。

 

ちなみに、マウスのうつ状態を調べるのに

笠原さんのチームは輪回し行動を使いました。

元気なマウスは輪回しが大好きで、平均一日8キロも走っているんだとか!

それが全然輪を回さなくなるとうつ状態と考えられるとのこと。

最後に、「思考する」ことについてのお話がありました。

「考えていることを考えている」メタ認知について、

たとえ高校での勉強が無意味じゃないかと思うことがあっても

その経験を通じてメタ認知力を鍛えることが何よりも大事。

メタ認知力を使って、高校生の時にやるべきことを考えてみようとのメッセージ。

最後には研究に関する質問なども出て

充実した見学となりました。

お疲れさまでした!

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